ドラム式洗濯乾燥機【シャープ SHARP ES-S7D】を分解清掃してホコリを取った体験談です。
生乾きや乾燥時間が長くなってきたら疑うと発火や故障する前に対応出来ると思います。
エラーコードU04が頻発
取説を見るとエラーコードU04の原因が『フィルターのほこりを取って清掃して下さい』と記載があるが、いつも清掃してるんだけどなぁ…???
と、思いながら使っている人も多いだろうと思う。
自分もその一人で、なんとなくそのまま使えていたから使ってしまっていた。
そのうちに、乾燥時間が長くなったり、生乾きで乾燥時間が終了するようになったので「これはイカン!」と思いGoogleで同じ様な症状を検索した。
検索すると同じ様な症状が多く出てきて、やはりドラム式洗濯機はフィルターをすり抜けたホコリが溜まる事に依ってトラブルが起きるケースが殆どだという事だ。
自分の場合は5年保証に入っていたのでメンテナンスの人に来てもらって対応してもらうことにした。
エラーコードU04はモーターの電圧によって判断している
メンテナンスの方によるとエラーコードU04は乾燥用の送風ファンのモーターの電圧によって判断しているという事で、ほとんどのドラム式洗濯機が同様の方式でエラーを吐き出しているということだった。
U04のエラーコードが出た場合はファンの電圧上昇に関する導線をチェックしていけば問題点にたどり着けると思う。
トラブルのほとんどはホコリの蓄積 で、
原因はほこり取りフィルターで取りきれなかった細かいホコリの蓄積による詰まりに寄るものだという。
ホコリが蓄積する場所は主に2箇所
1箇所目がフィルター前後にあるゴムパイプのエルボー(カーブ)部分。
どうしてもじゃばらのゴムなのでここにホコリが溜まってきて、段々と大きくなり送風の邪魔をする事が多いらしい。
色んなブログで見るのもここにホコリが溜まってエラーが出ているケースが多い。
2箇所目が乾燥用のモーターに取り付けられたファンの羽根に蓄積したホコリ
今回の自分のトラブルの原因はここだった。
この機種『シャープ ES-S7系』のファンの場合は羽根が小さく細かく為、1つ1つの羽根の間にホコリが溜まってその影響でエラーが出るよう。
最近の機種はファンの羽根を大きくして枚数を少なくする事で改良をしているけど、根本的な改善にはまだまだ至っていないようだ。
今後の対策方法
すすぎの回数を1回から3回へ増やす
ドラム式洗濯乾燥機は構造上、少量の水ですすぎを行っているので1回すすぎでは洗剤や柔軟剤が落としきれずに洗濯槽内に残ってしまう。
日本のドラム式洗濯乾燥機は特に節水を意識して作られているので、すすぎ回数を意識して多くしてあげないと洗濯槽内に汚れが付着したままになってしまい、その汚れが乾燥時にファンやダクトに付着する。
その洗剤や柔軟剤の汚れを媒介にしてホコリが付着するといった流れになる。
なので、通常時からホコリを付きにくくするためにすすぎ回数を増やして運用すると未然にトラブルを防ぐことが出来る。
槽清掃モードを使ってたまに汚れを流す
ドラム式洗濯乾燥機は洗濯→乾燥の工程を1つの洗濯槽で行うので、洗濯槽の内側にもホコリがくっつきやすい。この為にたまにでいいので洗濯槽のホコリや汚れを流してやることが必要なのだという。
説明書にもしっかり記載があるのだが、月1〜2回の水洗いと、数ヶ月に一回の洗濯槽クリーナーを使った洗浄はかなり効果的で、やらないと寿命が全然違って来るから絶対にやった方がいいということだった。
洗剤・柔軟剤の量を守る
洗剤・柔軟剤が多いとホコリが着きやすくなったり、カビが発生する原因になります。
取り扱い説明書に記載してある洗剤メーカー・商品の一覧の使用量を確認するとかなり少量で済むのに対してたくさん洗剤を入れてしまっていたのに気づくと思います。
しかも洗剤を多く入れても汚れが落ちる訳ではなく、逆に洗剤がすすぎきれずに沈着してしまう原因になったり、洗濯槽内に埃やカビ汚れが溜まる原因になってしまいます。
アタックゼロドラム式の場合は概ねワンプッシュの5mlか洗濯物が多い場合でも2プッシュの10mlで問題ないようです。
加えて、日本の水道水は軟水なので海外の硬水に比べ洗浄力が非常に高いので、洗剤もごく少量でも問題ないとのこと。
クリーニングのドライとウエットの違いやドラム式洗濯機が硬水地域に向けてたたき洗いであるという違いにもつながって来るので、興味があれば是非ググってください。