自宅の光回線が遅い時の確認事項と対処方法をなるべくわかりやすく書いていきます。
分かりやすくする為に、専門用語は少しニュアンスが違う部分が出てくるかもしれませんが宜しくお願いします。
まずは回線の契約状況をチェックしよう
契約時の資料が残っていたら用意しようしてください。
契約書が残っていた人は下記項目を1つずつ確認してみて下さい。
どこかで速度の遅くなっている原因があるはずです。
もし無くても大丈夫なように下記に1つずつ説明していきます
【契約書がない人】プロバイダーやどこのコラボレーション光(光回線事業者)の確認
契約書が見つかった人は契約書で確認して下さい。
見つからなかった人は下記サイトにアクセスするとプロバイダー(光回線の契約会社)が分かります。
プロバイダー確認君
『〇〇光(ソフトバンク光、OCN光、楽天光など)という会社で契約したから、プロバイダーを契約した記憶がないよ。』という方も安心してください。
〇〇光と呼ばれるコラボ光の契約には光回線の基本料金とプロバイダー料金が一括になっていることがほとんどでプロバイダーの枠に表示されている会社に契約情報の開示を求めれば9割以上の方は問題ないはずです。(例外はドコモ光など)
コラボ光の詳しい説明は下記記事へ
集合住宅の人は設備の確認(LAN配線方式、VDSL配線方式、光配線方式)
光回線の速度が遅いと感じる人の半数以上がマンションやアパートなどの集合住宅の方だと思います。
配線方式の詳しい確認方法と違いの説明はこちら
契約が光配線方式だった方
配線方式を確認して『光配線方式』だった方の速度は基本的に1Gbpsまで出るものなので問題ありません。
次の確認項目をチェックしましょう。
契約がLAN配線方式やVDSL配線方式だった方
配線方式が『LAN配線方式』だった方は基本的に100Mbps以下しか速度が出ないですし、『VDSL配線方式』ので、通常仕様だと10Mbps前後になってしまう場合が多いです。
これは、契約を変えずに速度を上げることはかなり難しいです。
速度改善方法1.戸建てタイプの光回線を契約して部屋まで直引き
1番強力な改善方法として戸建てタイプの光回線を直接個人の部屋まで引き込む方法があります。
この新規工事をして光回線を引き込む際のネックポイントとしては下記があります。
- 建物の外壁に穴あけやアンカーを打つ場合があるので、物件オーナーの許可取りが必要。
- 戸建てタイプの契約になってしますので通常のマンションタイプの光回線契約よりも料金が割高。
速度改善方法2.固定回線から据え置き型ホームwi-fiに変更する
VDSLは速度が全然出ないのでおすすめ出来ません。
もうすでにLAN配線方式やVDSL配線方式の住宅に入居されている方やどうしてもその物件に引越をされる方には下の「ドコモ HOME 5G」がデータ利用量の制限がなく据え置き型Wi-Fiの中でも最速の部類なのでおすすめ!
フレッツ光+プロバイダーで使っている方
『フレッツ光+プロバイダー』で契約されている方は非常にお金が勿体ない契約の仕方をしています。
コラボ光に契約を変更することによって速度は変わらずに料金が安くなり管理も一括管理できるようになります。
ソフトバンクやau、ドコモなどの携帯ブランドでは携帯電話料金や電気料金と契約をまとめることにより更に割引を得られるのでこだわりのない方には支払いをまとめることをおすすめします。
IPv6契約? IPv4契約?
- IPv4・・・旧通信方式 速度が遅い
- IPv6・・・現在主流の通信方式 速度が早い
契約している事業者によって呼び方は様々で『IPv4 over IPv6』、『IPv6+』、『IPv6』、『IPv6 IPoE』など記載されていますが、どれもIPv6契約と考えてもらって大丈夫です。
LANケーブルの確認
LANケーブルにはCATと呼ばれる速度のグレードがあります。
結論から言うとCAT 6A UTPを買えば10Gbpsの速度まで対応しているので間違いないです。
CAT 7以上を購入はおすすめしないです。
というのも、コネクタ形状やシールドの構造が違ったりするので高いお金を出して購入してもCAT 6A以上の速度が出ることはほどんどなく、効果が薄いのでCAT 6A UTPの購入をおすすめします。
wi-fiルーターの確認
現状、一番速度が早いwi-fiの規格がwi-fi6(11ax)と呼ばれているものになります。
5年以上経った古いwi-fiを使っている人はwi-fiを新しいwi-fi6(11ax)対応のものに変更すると速度が改善する可能性が高いです。
最新のwifiはアンテナの数も増え、ビームフォーミングという指向性を持って電波を飛ばす機能も強化されているので速度の向上と安定がはかられています。
注意点としては、Wi-fiルーターだけでなくスマートホンやゲーム機、PCもWi-fi6の規格に対応していないとWi-fi6の通信方式では使用できませんのでご注意ください。
1番速度が安定するのはWi-fiではなくLANケーブル直挿し
Wi-fiでオンラインゲームをしていると建物の構造上電波の届きにくい部屋が存在する場合がたまに存在します。
その場合はメッシュWi-fiと呼ばれるWi-fiの中継機を設置するかLANケーブルを直接電波の届きにくい部屋まで配線する方法があります。
SNSチェックやオンラインショッピングメインのライトユーザーであればメッシュWi-fiの設置で問題ありませんが、オンラインゲームをするヘビーユーザーだとLANケーブルを直接部屋まで配線してPCやゲーム機に接続するのが速度と通信の安定性が両立するのでおすすめです。
FXや仮想通貨の取引をされる方も通信の遅延が発生してしまうリスクが低くなるのでLANケーブル接続の方がおすすめです。
まとめ
- 契約内容の確認(プロバイダー)
プロバイダー(コラボ光業者)の確認をします。 - 契約内容の確認(配線方式)
マンション、アパートの集合住宅にお住まいの方は LAN配線方式、VDSL配線方式、光配線方式 の確認。
LAN配線方式・・・NG
VDSL配線方式・・・NG
光配線方式・・・OK - 契約内容の確認(IPv6契約)
・IPv6契約が適用していなかったら契約する - 契約内容の確認(契約・料金の見直し)
・『フレッツ光 + プロバイダー』で使っている方はコラボ光に変更して料金を下げる。 - LANケーブルの確認
CAT 6A UTP のケーブルに変更 - Wi-fiルーターの確認
Wi-fi6(11ax)に対応しているものを導入する。 - 最終的に、それでも通信速度が安定しない場合はLANケーブル直挿し